こんにちは。さつき台動物病院の院長 多田です。みなさん、勉強はしていますか?当然していますよね、アイドルの名前と生年月日を覚えたり、パチスロ必勝法を学んだり、ホリエモンの投資方法を勉強したり、外国人女性とデートするために外国語を勉強したり。ふざけているわけではありません。漢字が読めなければアイドルの名前は分からないし、生年月日から年齢を計算できなければサバ読みを見破ることも、数字とアルファベットがわからなければスロットにハマる事は出来ないし、お金の計算ができなければホリエモンの主張も理解できません。外国人女性とデートしたければ、当然マナーや言語を習得する必要もあるでしょう。そして、これらは全て義務教育で教えてくれる事なのです。
私が初めて勉強の必要性を感じた場所は、ゴミ捨て場でした。私が小学生1年生の時、ゴミ捨て場にジャンプが山積みに捨てられていることがありました。それを見つけると、縛られた紐を解き、当時大人気だった聖闘士星矢を仲間と読むのですが、漢字が読めないためみんなで絵を眺めることしかできませんでした。当時、ファミコンは文字が全てひらがなであり理解可能だったのですが、漫画の漢字が読めない→ストーリーが理解できていない→聖闘士星矢のファミコンゲームで遊ぶ→文字はひらがなで読めるけど、原作のストーリーを理解していないので、ゲームを楽しめない という残念なサイクルに入ってしまい、私の中の小宇宙は不完全燃焼していました。
小学校5年生になり、そこそこ漢字をマスターした私は信長の野望:武将風雲録で遊んでいました。社会はあんまり好きな科目では無かったのですが、漢字を読める→信長の野望を完全に楽しむ→戦国時代に興味を持つ→日本の歴史が好きになる→30年経過→今では世界史に手を出す→世界の人々の暮らしや文化に興味を持つ。と漢字の勉強+ゲームだけで今でも楽しめる趣味を持つことになりました。
幼稚園年中の息子にも、「字が読めるともっとテレビゲームを楽しめるよ」と伝えていますが、豆腐のように柔らかい子どもの脳みそは、目から入ってくる情報だけで充分楽しめているようでイマイチ響きません。そして、今のゲームはよく出来ているなと思います。
ちなみに、受験英語番長の私の英語力でも、外国人女性と1日お出かけを2名ほど問題無くこなせたので、受験英語もそこまで捨てたものじゃないぞと若者に伝えたいです。
〜ここまでが功〜
ついに我が家にも娘の希望で鬼滅の刃全23巻が揃いました。ちなみにその横には文庫版シティハンター全巻が並んでいます。駅の伝言板に「XYZ」VS 鬼を太陽の光で焼き殺す、それぞれの説明を子どもにしたときに、空想上の存在の鬼は理解するのに、実在した伝言板はどんなものか理解されない。実在したものが理解されずに、空想上のものが理解されるこの謎の現象を「多田現象」と名前をつけたいと思います。
〜ここから罪〜
まさかラスボスを太陽光で焼き殺すなんて地味な作戦で倒すなんて思ってもみなかったのですが、最終巻を読んで私の頭に3つの疑問が、、、、
①月の光って反射した太陽の光だけど、大丈夫なの?それが大丈夫なら雨の日の昼間とかも大丈夫じゃない?夜の星の光も核融合エネルギーで太陽の光と同質と考えられているけど、大丈夫なの?
②時代的にはゴールデンカムイの方が明治時代で古い(鬼滅の刃は大正時代)けど、ゴールデンカムイの方は大砲とか銃とか戦艦が出てきたけど、あの兵器を使ったほうが鬼を倒せるのでは?鬼の副長=上弦の1。
③太陽の光って核融合で生まれたエネルギーだから、水爆(核融合)が発明された1952年まで待って、無限城に水爆打ち込めば倒せるのでは?鬼滅の刃は1910年頃の話で、その時点で1000年くらい鬼と戦ってたみたいなので、あと40年で科学の力で鬼を倒せるのだから、大正時代に無理しなくていいのでは?呼吸するよりも物理を勉強した方が鬼を倒せるのでは?物理柱!湯川秀樹(1904年生まれ)
最終話で、煉獄孫は剣道じゃなくて物理をやってて欲しかったと思いました。
「俺は、俺の研究を全うする!」
私もかつて、卒論提出間際にはそう叫んでいました。
でも、幹部である上弦でも鬼はみんなヤバくなると逃げるのに、一方で柱はヤケクソになって死ぬまで戦う時点で鬼殺隊は鬼に勝てない。そして今の漫画で、仕事が大変でメンタル病んで柱を辞めた父親をダメ人間として扱うのはちょっと問題があると思いました。鬼殺隊はアルコール離脱&燃え尽き対策プログラムを完備すべきで、ポリコレをしっかり守って破滅に向かっているディズニーをジャンプはしっかり見習って欲しいです。親父は結局最後まで生き残ってるし、伊黒も助けてるし、同じく燃え尽きに向かっているおっさんとしては、彼はスーパースターだったのは間違いないと思いたいです。炎柱だから燃え尽きちゃったのかも。
結論:知識は娯楽を広めて深めるが、純粋な気持ちで楽しめなくもする。
いつも一言多い、口柱!多田裕一