見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ

 こんばんは。さつき台動物病院の院長 多田です。最近、問1「ホテイより、結局かっこよさの追求をしたら氷室京介の方が上なんじゃないか?」とか問2「日本で最も成功したバンドは何か?」といったような問題について真剣に考えていました。

 

問1の答えとしては、演奏技術や音楽性ではホテイの方が上であるが、純粋に歌っているときのカッコよさは氷室京介の方が上である。歌詞もよくわからないが、そのよくわからない感じがよくよく読んでみるとかっこいい。なので、解:氷室京介の方がかっこいい に至りました。ちなみに一番好きな曲はスコールです。確かパチンコ屋のドラマの主題歌かエンディング曲で、小学校のころ日能研(中学受験用の塾)から帰るとそのドラマがやっていて疲れた頭になんとなく入るドラマであったのでよく観ていた記憶がある。話は逸れるが、織田裕二のベストドラマは「お金がない!」だと思っている私は、上記のパチンコ屋のドラマもそうだが仕事や商売での苦難を努力とアイデアで乗り越えていく話が好きで、その流れでこの大変な動物病院を営んでいるのは自然な流れだと思った。

 

問2の答えとしては、「U2のようにオリジナルメンバーで存続している」「ファンの母親が、自分の娘に幼少期より英才教育を施した結果、娘もファンになり新たなファンを獲得し続けている。」「先日ヤガミトール還暦記念ライブを行っていた。」等から、また私の高校生の頃にはビジュアル系バンドブームであり、私自身がそれらの影響を多大に受けていることからバクチクに決定いたしました。そうそう、そう言えば初期のバクチクでドラムをやっていた櫻井敦司を「おめーツラが良いから、ボーカルやれよ。」といってボーカルに据えたのは群馬の先輩氷室京介なのであった。すごいぞ氷室。何年か前は最重要メンバーの今井寿が転倒して骨折をしたりして、その際にすっぴんの写真がYahoo!ニュースに出た際に「今井さんも年取ったな、、、」とか思いつつ、「もしかしたらこのバンドはこの先ずっと存続して、櫻井敦司は髪が薄くなって腰が曲がってもステージに立って、ファンもおばあちゃんとその子と孫の三世代でイオンモールとかスーパー銭湯とかに集まってライブすることになるのか、、、、?」

 

、、、と思った矢先、櫻井敦司が急逝してしまった。

 

ちょっと意外であっけない最期で、久しぶりに驚いたニュースでありましたが、

よくよく考えてみると、日本音楽界の最高峰のビジュアルを持つ櫻井敦司の最期としては、

ステージの上でファンの前で歌いながら倒れて最期を迎えるということは、

BUCK-TICKというバンドのイメージを壊さない完成された最高の最期なのでは?

という結論に私は達しました。

hideの最期に今までも、そしてこれからもずっとモヤモヤした気持ちを持ちつづけるであろう

我々の世代からすると、それと比較してファンにとってはずっと納得のいく最期であるのは間違いないと思います。

 

私の好きなBUCK-TICKの曲に「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」という曲がありますが、ヨボヨボになってもステージに立つ櫻井敦司の姿を想像すること自体が、見えないものを見ようとする誤解だったのだろうと考えると見事な伏線回収で、最高にかっこいいと思うが、そう考える事が全て誤解なのかもしれない。

 

不幸中の幸いで、上記のように息の長いバンドであり作品数は膨大なため、櫻井敦司の歌声を楽しむのに飽きることは無いと思われるので、感謝とともに哀悼の意を評したいと思います。

 

今週の「手術中に頭の中をぐるぐる回る曲」は「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」です。