キミがいるだけで

 こんにちは。涼しくなってきました、さつき台動物病院の多田です。

 

 ついにF1からキミ・ライコネン選手が(再び)引退してしまいます。2001ネン、彗星のごとく現れた天才ドライバーは、数々の伝説(レース結果以外も含めて)を残して行きました。おそらくなのですが、彼はF1というスポーツをしていたというよりは、純粋に他のドライバーとどちらが早くゴールできるかの「競争」をしていたのではないかと思います。

それだけキミ・ライコネンというドライバーの「F1カーを早く走らせる」という点での才能はずば抜けていたと思います。今回は純粋にキミ・ライコネン選手の思い出を羅列させていただきたいと思います。

 

・2005ネン、鈴鹿グランプリで最後尾からスタート、最終周回でトップに立ち優勝

・コースアウトして迷子になる(迷子ネン)

・なぜか一度ラリー選手になる→2〜3ネンでF1復帰

・その後はF1を楽しんで引退予定

・ほとんど運転ミスをしない(2007ネンのイタリアグランプリ予選でのクラッシュ位?)

・マクラーレン時代は美少年的見た目だったのに、フェラーリ移籍直後に織田無道のようになる

・予選後のコメントの締めは「〜明日は何ができるか様子をみてみよう」(最近は真面目に答えるようになった)

 

キミ・ライコネンの歴史は20ネンにも渡るため、全てを語ることは難しいのですが、

2000ネン以降のシューマッハ&フェラーリ全盛期にデビューし、すぐにシューマッハのライバルとなり、

2007ネンにシューマッハの後釜として唯一のワールドチャンピオンになり、

その後すぐにやる気を無くし、ラリーに転向し、

ラリーに飽きたらF1にもどり、実力派おもしろレーシングおじさんになり、

フェラーリでライコネン&アロンソという合計するとF1史上最強の戦闘力を持った

ドリームチームを結成するも不発に終わる。

そして、デビューしたチームに戻り引退する。

ほとんどのドライバーがF1で何も成し遂げられないorボロボロになって引退する中で、

これほど充実した時間を過ごしたドライバーはいないのではないのでしょうか?

マクラーレンに残っていれば、2007ネンもワールドチャンピオンはライコネンだったでしょうし、

その後のルイス・ハミルトンコースをたどっていれば、最多ワールドチャンピオンを更新するのは

間違いなくライコネンだったと思います。

残念でなりませんが、F1ドライバーは引退後に事故で不運な余生を過ごす方が多いので、

お酒の飲みすぎに気をつけて引退後を楽しんでもらいたいものです。

 

以下は織田無道化したキミ・ライコネンです(若い人は織田無道知らないですよね)。

ちなみに織田無道さん、高校の時は厚木の高校の陸上部で男前で有名だったらしいです。

うちの母親が生ダラで見るたびに、しきりに話しておりました。